情報処理技術者試験☆合格への道

ライフワークとしての資格取得ブログ presented by Pman






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  • ニックネーム:Pman
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     情報処理サービス会社に勤務。主に金融業のソフトウェア開発、システム運用・保守を担当。メインフレームからオープン系まで広く浅く経験。資格取得はライフワークとなりつつある。
    保有資格
    システム監査技術者
    プロジェクトマネージャ
    アプリケーションエンジニア
    テクニカルエンジニア(システム管理)
    ネットワークスペシャリスト
    情報処理技術者(一種、二種)
    電気通信主任技術者(第一種伝送交換)
    工事担任者(デジタル第1種)


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合格体験記(プロジェクトマネージャ)

 10月16日(日) 朝。試験会場の洗面所。鏡に映った私の顔はひどかった。血色がなく、両目の下にクマが出来ている。じつは前日の夜、少し早めに寝床にはいったのだが、うとうとして間もなく、目が覚めてしまったのだ。まだ深夜1時頃だった。仕方なくもう一度眠ろうとしたものの、なかなか寝付けない。何だか蒸し暑い夜だった。2時、3時、4時、5時・・。途中、色々なことを考えた。数をかぞえれば自然に眠れるだろうとか、難しい本でも読んでみようかとか。結局、ヒツジの数をかぞえたが全く効果なし。私は焦った。じっと横たわっているだけなのに、何故こんなに焦らなければならないのだろう。悶々としながら、6時半の目覚まし時計で起こされた。どうやら少しだけ眠れたようだが、すっきりしない寝起きだ。睡眠時間は、夜と朝を合わせても2時間弱といったところか・・。
 これほど寝不足の状態で試験に臨んだことは過去に無い。私は始まる前から、すでに絶望的な気持ちになっていた。これから5時間もの過酷な戦いに耐えられるだろうか。途中で息切れするかもしれない。いやそれ以前に、こんな頭で、まともな思考が働くのだろうか。これは悪魔のいたずらかもれしない。悪魔の言葉「おまえにプロマネ試験を受ける権利は無いのだ。3回ダメなら4回目も同じ、受けるだけ無駄だよ、早く帰ってのんびり休日を楽しもうよ」 その一方で、天使がささやく「何を言ってるの? Pmanはこの日のために頑張ってきたんでしょう? ここで逃げたら今までの努力が水の泡になるのよ。それでもいいの?」
 9時30分、午前試験開始。私はとりあえず、天使に従った。午前はもともと自信を持っている。だから、素早く解答し、なるべく頭を使い過ぎないようにしよう。そのために、できない問題は後回しにして、できる問題だけ先にどんどん解いていく。いつもであれば半分ほど解いたところで、いったんマークシートに記入するが、今回はとにかく思考が正常に働くうちに解いてしまおうと思い、最後の問題まで一気に突っ走った。過去に出題された問題は即答できたが、全く見当もつかない問題は割り切って捨てた。睡眠不足の影響は大きく、頭痛を感じたが、たいしたことはない。さっさと終わらせて時間前に退室しよう。マークシートに記入が済んだところで、おそらく正解だろうと思われる問題の数をかぞえてみた。55問中40問は大丈夫だったので、10時55分に退室した。
 昼食後、いつもであれば直前対策用のメモを見たり、気休めに会場の周辺をぶらぶら歩いたりするが、今回はそんなことを積極的にしようという気力が無かった。私はただ自分の席に座り、机に伏し両腕に顔を埋めていた。本当は少しでも眠りたかったが、午前の試験で脳が興奮してしまい、眠れそうになかった。それでも、一瞬だけ夢のようなものを見た気がする。悪魔の言葉「午前はクリアできでも、午後はそう甘くないぞ。その頭じゃもう無理だよ」 天使のささやき「勝負はこれからよ。落ち着いてやれば何とかなるはず」
 12時10分、午後1試験開始。まず問題冊子をパラパラとめくり、1問につき4ページ程度の分量であることを確認した。次に、最初にとりかかる問題を選ぶ。私は問4を選んだ。気のせいかもしれないが、毎年、問4は比較的答えやすい問題だった。昨年も問4からはいり午後1をクリアしたのだ。ジンクスが自己暗示となったせいか、1問目はわりと楽に解答できた。12時45分、2問目には問3を選んだ。棒グラフがあるので、何かを定量的に答える問題だろうか。性能評価に関わるテーマは、春のシステム管理試験を連想させた。しかし、SMではなくPMの視点で解答しなければならない。その点で少し戸惑ったが、どうにか解答欄を埋めた。顔がほてり熱くなっている。脳の一部は眠っているのに一部はすごく忙しく働いている。まるで夢の世界にいるみたいだ。13時15分、3問目は問1を選んだ。これは消去法。問2はCMMIという文言に拒否反応を抱いてしまったからだ。残り25分でとにかく埋めよう。変更管理の問題を急いで解く。最後はいつもこうなる。焦ったので、直感で書いた。終了1分前、迷った挙句、直感で書いたところをあわてて修正した。(これはミス。あとで分かったが、じつは直感が正解だった。)
 疲れた。心身ともかなり消耗し、極限状態になっている。これからまだ2時間も緊張を続けなければならないなんて、拷問のように思えた。昼休みに一瞬だけ脳を休めたので、どうにか午後も戦っているが・・。悪魔の声「往生際の悪いやつだな。おまえはもう終わってるよ。さっさと帰って骨休めしておけ」 天使の声「あきらめちゃダメ。あれほど論文対策をしたんだから、自信をもって。天はあなたの味方」 私の前の席に座っていた受験者の姿が消えた。悪魔の声が聞こえたのだろうか。
 14時10分、午後2試験開始。問1は「コミュニケーション」。問2、3は見ずに、とりあえず問1の問題文を読む。2回読んで何となく題意はつかめたが選択は保留。冊子をめくり、問2と問3を見る。問2の「スケジュール」は読まなかった。難しそうと感じたからだ。問3の「チーム編成」をざっと読んだ。これは何とか書けそうな気がした。さて問1と問3、どちらにしようか・・。悪魔の声「どっちも大差なし。まあ来年のために練習のつもりで好きなように書いとけ」 天使の声「迷ったときは、春試験と同じく問1」 これで決まった。まず論文設計を行う。昨年までの私はこれをきちんとやらなかった。時間がもったいないから早く書き始めたほうがいいと思っていた。しかし、今年春のSM試験で戦法を変え、簡単なメモ程度であるが設計をやってみたところ、これが功を奏した。そこで今回も、初めに論文構成をよく考えてみることにした。14時25分、だいたい構成はできた。と言っても設問アとイの章立てを行い、柱となるキーワードを書いた程度である。設問ウはイの流れにそって書けばいい。さあ書こう。まずプロジェクトの概要(いわゆるテンプレート)を淡々と記入した。そして設問アの前半はお決まりの概要文。ここは何十回と同じようなことを書いており、ほとんど考えることはなかった。それよりも、頭と手にビリビリとしびれたような感覚があり、最後までもつか不安だった。アの後半はメモに従い、プロジェクト関係者の姿が採点者に伝わるよう慎重に書いた。14時50分、800字の最終行まで書いたアを通読した後、設問イにはいった。まず重要な関係者とその理由を書く。ここは400字でおさめるつもりだったが、アと結びつけて説明を詳しく書いておかないと伝わらないと考え、550字程度になった。少しくどいかなと思ったが、もう戻れない。前に進むしか道はない。15時10分、隣の席に座っていた受験者がゆっくりと立ち上がり、去っていった。まともに書いていた気配は無かった。人のことはいい、自分に集中しよう。設問イの中心部分にはいった。上で述べた重要な関係者とのコミュニケーションの内容や方法を書く。ここで気をつけたのはただ1つ、私はプロジェクトマネージャだということ。コミュニケーションなどという曖昧な言葉は、いろいろなネタが書けそうで意外に難しい。たとえば、日々の報告や連絡を密にする、定期的に打合せをもつ、電子メールを効果的に使う、インフォーマルな場での会話の機会を増やすなどという手段が思いつく。しかし、こういうのは別にプロマネでなくてもできるし、一般的すぎてつまらない。そこで私は「作業スケジュールの確認」「問題管理表の共有」を2本柱にして、プロマネらしい行動を示すことに全神経を集中させた。何のためのコミュニケーションなのか? 進捗を守るため、問題点を残さないため。無我夢中で書いた。書いているうち、だんだん筆を運ぶスピードが速くなってきた。危ないぞ。落ち着け、落ち着け。15時50分、設問イをひと通り書き終えた。最低ラインの2400字まであと150字。字数はクリアできそうだ。じつはイをもう少し書こうか迷ったが、設問ウに残り20分かけて最後を締めくくろうと考えた。ウの前半は評価を、後半は改善点を、10分ずつで書ける。気を抜かずに、イとの整合性に注意しながら書いた。いつの間にか、頭と手のしびれは消えていた。ラスト5分。突然、会場全体がぐらぐらと揺れた。地震だ! 一瞬、緊張の糸が切れかけた。天使の声「まだ終わってないよ。最後まで集中して!」 もう悪魔の声は聞こえない。私は最後の力をふりしぼって2800字ラインまで書き切った。16時10分、試験終了。壮絶な戦いだった。

 終了後、コンディションを整えられなかった自分に嫌気がさし、今回もダメかと半分あきらめていた。でも一応、午後1はすべての解答欄を埋め、午後2も規定文字数を超えたので、合格の可能性がまったく無いわけじゃなかった。そういう状況で12月15日を迎えたが、合格とわかっても春のSMのときのような感涙にむせぶことはなく、結果が出てホッとした、安心したというのが正直なところだ。おそらく今回は、たとえ不合格であっても、精一杯やった結果だからと納得していたかもしれない。
 どのように試験対策を進めたのか、という具体的な話も本来はこの体験記で述べるべきなのかもしれない。でも、そこはあえて触れず、10・16の心境を生々しい体験談としてまとめてみた。いくら綿密な計画をたてて十分な対策をしていても、結局は本番で力を発揮できなければ意味がない。苦境に立たされても、絶対にあきらめないという強い信念、合格への執着心が必要になる。そういった意味で、平成17年秋の情報処理試験10・16は、私にとって生涯忘れられない貴重な出来事として記憶に刻まれた。

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コメント

はじめまして。

いつも拝見させていただいています。
システム監査技術者とプロジェクトマネージャを数ヵ年計画で目指しているものです。
実際に取得されている方のブログから良い刺激を受けたく、リンクさせていただきました。
よろしくお願いします。m(_ _)m

こちらこそ

ひろさん、はじめまして。
当記事へのコメントと、11/23付け記事
「おすすめのプロマネ本」へのトラックバック、
ありがとうございます。
早速こちらからも貴ブログ「情報処理と簿記の勉強ノート」へ
リンクさせていただきました。
お互いに活発な情報発信をしていきましょう!

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