情報処理技術者試験☆合格への道

ライフワークとしての資格取得ブログ presented by Pman






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  • ニックネーム:Pman
  • プロフィール:
     情報処理サービス会社に勤務。主に金融業のソフトウェア開発、システム運用・保守を担当。メインフレームからオープン系まで広く浅く経験。資格取得はライフワークとなりつつある。
    保有資格
    システム監査技術者
    プロジェクトマネージャ
    アプリケーションエンジニア
    テクニカルエンジニア(システム管理)
    ネットワークスペシャリスト
    情報処理技術者(一種、二種)
    電気通信主任技術者(第一種伝送交換)
    工事担任者(デジタル第1種)


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合格体験記(システム監査技術者)

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 午前試験
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【教材】
 ・合格精選360題試験問題集(東京電機大学出版局)

【対策】
 この問題集は昨年の受験前に解いており、そのとき不正解だった問題や理解不十分な問題がわかるようしるしを付けていた。そこで今回は、しるしのある問題だけを解き、短時間で効率よく弱点を補い、確認することに重点を置いた。この本に掲載されている問題の数は、共通分野263問、専門分野97問。このうち専門分野すなわち監査に関する問題は、どれも監査業務の基本的な知識を問われていて難しくないので、しっかりやれば得点源になるし午後の対策にも結びつくので一石二鳥だ。一方、共通分野は範囲が広いので、上に述べたように、弱いところをピンポイントでおさえることにした。

【戦況】
 当日の状況は、受験レポートにも書いたとおり冷や汗ものだった。さすがに直前のみの勉強では不十分であることを痛感した。途中からエンジンがかかって無難にまとめたとは言え、危ない橋を渡ったなという気持ち。これで逆に気が引き締まったと思えばいいのか。

【評価】
 今回あまり時間をかけずに済まそうとした午前であったが、やらなすぎだったと反省している。スコアは690点なのでまったく問題ない気もするが、今まで蓄積している知識の貯金だけで点を稼ぐ方法は、学習プロセスとして望ましくないと思っている。理想としては、過去の問題をきちんとやったうえで、新しい技術やトレンドを貪欲に吸収し、午前試験はすべて正解できるぐらいのレベルに高めていきたい。

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 午後1試験
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【教材】
 ・情報処理教科書 システム監査技術者 2006年度版(翔泳社)
 ・システム監査技術者過去問題&分析〈2007年版〉(同友館)

【対策】
 まず教材に選んだ上の対策本は「命がけの投資(1/31)」と「過去問題集への辛口評価(2/25)」にあるとおり、それぞれ一長一短あり、どちらが良いとか悪いということはない。この2冊でいくと決めた以上、これらの使い道を考えて勉強を進めていくことにした。情報処理教科書は、昨年ほとんどやらずに放置してしてしまったので、今年はみっちりとやった。この本で秀逸と思うのは、基礎解説のわかりやすさだ。とても読みやすい。それと過去問の解説がていねいでいい。私のような監査の実務経験がない者にとっては最適な教材だろう。一方、過去問題&分析のほうは、直近3年間の午後1問題を徹底して解くことに全力を注いだ。解説も一応は参考として読むが、午後1をクリアするには、1問あたり30分以内で解けるようになることが必須条件である。
 今までブログに何度も書いた気がするけれども、とにかく反復練習につきる。私は結局、3年分の午後1問題を3回ずつやった。つまり4問×3年分×3回=延べ36回分解いた。解くのにかかった時間は、1回目が50~60分くらい、2回目が30~40分くらい、3回目が25~30分くらいだった。さすがに3回もやれば、答えがほぼわかっているので時間は短縮できる。
 では、答えがわかっているのに繰り返して解く意味はあったか否か。これは、確実にあったと言える。2回目、3回目をやるときは、設問を読んですぐ解答を書くわけでなく再び問題文を読むのだが、そのとき「ああなるほど、ここに解答のヒントがあったのか。出題の意図がこんな所にあったのか」と気づいた。1回目には見えなかったものが見えてきたのである。答えの内容も大切だが、それ以上に答えを導くまでのプロセスが大切なのだ。
 もう1つ留意した点がある。それは反復のタイミングだ。普通に考えると4問×3年分×3回なので、4×3=12問を3回くりかえせばいい。しかし私は、このやり方では駄目だと思った。12問も解いたあとに最初の1問目をやっても、その1問目の内容はたいして頭に残っていないからである。すなわち
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,1,2,3,..
ではなく、もっと反復のサイクルを短くしなければならない。そこで私は、次のように2問を1セットにして反復させ、1つ1つの問題の解き方や監査特有の考え方が確実に身につくようにした。
1,2,1,2,3,4,3,4,5,6,5,6,7,8,7,8,9,10,9,10,11,12,11,12,1,2,3,..

【戦況】
 詳しくは受験レポートを参照のこと。

【評価】
 スコアは昨年の440点から205点もアップし、645点であった。このように十分な成果があったことから、午後1対策は功を奏したと考えている。また、今回は私にとって取っつきやすい出題だった。問1(部門システムの監査)はあまり芳しい出来ではなかったようだが、問2(統合プロジェクトの監査)と問4(フォローアップ)で救われた。特に問4は、書かせる量はやや多いが素直な問題であり、正しい選択をしたと思う。問題に恵まれたチャンスを逃さなかったのは、長年にわたる受験歴のたまものと自負している。

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 午後2試験
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【教材】
 午後1と同じ

【対策】
 サンプル論文の写経(書き写し)を1本やって感覚をつかんだ後、手頃な過去問題を選んで論点を挙げていった。手頃というのは、自分が書きやすいテーマであることと、監査業務そのものがテーマであること。午後2の傾向を見ると大きく2つあり、1つは監査手続書や監査調書、監査の品質管理などを取り上げた問題、もう1つは情報システムの開発や運用などに監査をからめた問題。これら両方について準備論文を書きたいところだったが、今回は時間があまり取れなかったため片方だけにした。では、なぜ監査業務それ自体をテーマとする問題を私は選んだか。それは、監査業務の基本的な考え方を柱とした論文を準備しておけば、いろいろなテーマに適応できると判断したからである。具体的な対策については、このブログの「システム監査技術者」カテゴリーにあるので、そちらを参照してほしい。

【戦況】
 問題冊子をひらいて悩んだ。準備論文は使えそうになかった。考えた末、問1を選んだ。「システム監査におけるITの利用」は全く予想していなかったが、監査業務そのものに近いテーマといえば問1になる。正直に言ってしまうと、あまり気が乗らなかった。本来ならばきちんと論文設計をやって構成とかキーワードを考えてから書き始めるべきところ、何もしないでだらだらと書き出した。その結果、途中でネタに詰まってストップしたり、脱線しそうになったりと苦しい展開に。最後はやや強引にまとめて、どうにか論文の形には仕上げた。

【評価】
 試験のあと、午後1の結果さえ危ない気がしたので、午後2はあまり考えられなかった。よしんば午後1クリアでも午後2は無理かなと思っていた。しかし、なかば信じられないが「A」を獲得できた。じつはあの論述でよく受かったと思っている。あるいは準備論文が使えないことによって肩の力がぬけ、かえってリラックスして書けていたのかもしれない。課題は、結果オーライではなく自分で納得のいくプロセスを踏んでいくことだろう。

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 その他の対策
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 AU受験にあたっては「システム監査基準」及び「システム管理基準」を無視できない。これらを1月からブログ上に載せていき、基礎固めをじっくりと行った。内容は、ブログの「システム監査基準」カテゴリーにまとめてある。また、2月以降はこれらの基準を少しでも多く吸収するため、前文を除いたすべての項目を音読し、それをICレコーダーに録音したものを通勤途中に聞いた。こういう勉強は英会話などに限らず、やってみたほうがいい。数回ほど聞いて憶えられるものではないが、何十回も聞くうち、次に出てくる言葉が自然に浮かんでくるなど効果が出てくる。これを憶えるだけで試験問題が解けるわけではないが、できるだけ憶えておくに越したことはない。また、2つの基準(特に管理基準)の内容は、情報処理試験対策としてだけでなく日常の業務にも役立つので、勉強してよかったと思う。

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 最後に
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 何はともあれ、結果を出せてよかった。
 ずっと昔は、システム監査など雲の上のように思っていた(こちらにも書いていた)が、ついに自分もここまで達したのだ。先日届いた合格証書を見て、感慨深い気持ちになった。この思いを胸に、誇りと自信を持ってこれからの道を歩んでいきたい。
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合格体験記(プロジェクトマネージャ)

 10月16日(日) 朝。試験会場の洗面所。鏡に映った私の顔はひどかった。血色がなく、両目の下にクマが出来ている。じつは前日の夜、少し早めに寝床にはいったのだが、うとうとして間もなく、目が覚めてしまったのだ。まだ深夜1時頃だった。仕方なくもう一度眠ろうとしたものの、なかなか寝付けない。何だか蒸し暑い夜だった。2時、3時、4時、5時・・。途中、色々なことを考えた。数をかぞえれば自然に眠れるだろうとか、難しい本でも読んでみようかとか。結局、ヒツジの数をかぞえたが全く効果なし。私は焦った。じっと横たわっているだけなのに、何故こんなに焦らなければならないのだろう。悶々としながら、6時半の目覚まし時計で起こされた。どうやら少しだけ眠れたようだが、すっきりしない寝起きだ。睡眠時間は、夜と朝を合わせても2時間弱といったところか・・。
 これほど寝不足の状態で試験に臨んだことは過去に無い。私は始まる前から、すでに絶望的な気持ちになっていた。これから5時間もの過酷な戦いに耐えられるだろうか。途中で息切れするかもしれない。いやそれ以前に、こんな頭で、まともな思考が働くのだろうか。これは悪魔のいたずらかもれしない。悪魔の言葉「おまえにプロマネ試験を受ける権利は無いのだ。3回ダメなら4回目も同じ、受けるだけ無駄だよ、早く帰ってのんびり休日を楽しもうよ」 その一方で、天使がささやく「何を言ってるの? Pmanはこの日のために頑張ってきたんでしょう? ここで逃げたら今までの努力が水の泡になるのよ。それでもいいの?」
 9時30分、午前試験開始。私はとりあえず、天使に従った。午前はもともと自信を持っている。だから、素早く解答し、なるべく頭を使い過ぎないようにしよう。そのために、できない問題は後回しにして、できる問題だけ先にどんどん解いていく。いつもであれば半分ほど解いたところで、いったんマークシートに記入するが、今回はとにかく思考が正常に働くうちに解いてしまおうと思い、最後の問題まで一気に突っ走った。過去に出題された問題は即答できたが、全く見当もつかない問題は割り切って捨てた。睡眠不足の影響は大きく、頭痛を感じたが、たいしたことはない。さっさと終わらせて時間前に退室しよう。マークシートに記入が済んだところで、おそらく正解だろうと思われる問題の数をかぞえてみた。55問中40問は大丈夫だったので、10時55分に退室した。
 昼食後、いつもであれば直前対策用のメモを見たり、気休めに会場の周辺をぶらぶら歩いたりするが、今回はそんなことを積極的にしようという気力が無かった。私はただ自分の席に座り、机に伏し両腕に顔を埋めていた。本当は少しでも眠りたかったが、午前の試験で脳が興奮してしまい、眠れそうになかった。それでも、一瞬だけ夢のようなものを見た気がする。悪魔の言葉「午前はクリアできでも、午後はそう甘くないぞ。その頭じゃもう無理だよ」 天使のささやき「勝負はこれからよ。落ち着いてやれば何とかなるはず」
 12時10分、午後1試験開始。まず問題冊子をパラパラとめくり、1問につき4ページ程度の分量であることを確認した。次に、最初にとりかかる問題を選ぶ。私は問4を選んだ。気のせいかもしれないが、毎年、問4は比較的答えやすい問題だった。昨年も問4からはいり午後1をクリアしたのだ。ジンクスが自己暗示となったせいか、1問目はわりと楽に解答できた。12時45分、2問目には問3を選んだ。棒グラフがあるので、何かを定量的に答える問題だろうか。性能評価に関わるテーマは、春のシステム管理試験を連想させた。しかし、SMではなくPMの視点で解答しなければならない。その点で少し戸惑ったが、どうにか解答欄を埋めた。顔がほてり熱くなっている。脳の一部は眠っているのに一部はすごく忙しく働いている。まるで夢の世界にいるみたいだ。13時15分、3問目は問1を選んだ。これは消去法。問2はCMMIという文言に拒否反応を抱いてしまったからだ。残り25分でとにかく埋めよう。変更管理の問題を急いで解く。最後はいつもこうなる。焦ったので、直感で書いた。終了1分前、迷った挙句、直感で書いたところをあわてて修正した。(これはミス。あとで分かったが、じつは直感が正解だった。)
 疲れた。心身ともかなり消耗し、極限状態になっている。これからまだ2時間も緊張を続けなければならないなんて、拷問のように思えた。昼休みに一瞬だけ脳を休めたので、どうにか午後も戦っているが・・。悪魔の声「往生際の悪いやつだな。おまえはもう終わってるよ。さっさと帰って骨休めしておけ」 天使の声「あきらめちゃダメ。あれほど論文対策をしたんだから、自信をもって。天はあなたの味方」 私の前の席に座っていた受験者の姿が消えた。悪魔の声が聞こえたのだろうか。
 14時10分、午後2試験開始。問1は「コミュニケーション」。問2、3は見ずに、とりあえず問1の問題文を読む。2回読んで何となく題意はつかめたが選択は保留。冊子をめくり、問2と問3を見る。問2の「スケジュール」は読まなかった。難しそうと感じたからだ。問3の「チーム編成」をざっと読んだ。これは何とか書けそうな気がした。さて問1と問3、どちらにしようか・・。悪魔の声「どっちも大差なし。まあ来年のために練習のつもりで好きなように書いとけ」 天使の声「迷ったときは、春試験と同じく問1」 これで決まった。まず論文設計を行う。昨年までの私はこれをきちんとやらなかった。時間がもったいないから早く書き始めたほうがいいと思っていた。しかし、今年春のSM試験で戦法を変え、簡単なメモ程度であるが設計をやってみたところ、これが功を奏した。そこで今回も、初めに論文構成をよく考えてみることにした。14時25分、だいたい構成はできた。と言っても設問アとイの章立てを行い、柱となるキーワードを書いた程度である。設問ウはイの流れにそって書けばいい。さあ書こう。まずプロジェクトの概要(いわゆるテンプレート)を淡々と記入した。そして設問アの前半はお決まりの概要文。ここは何十回と同じようなことを書いており、ほとんど考えることはなかった。それよりも、頭と手にビリビリとしびれたような感覚があり、最後までもつか不安だった。アの後半はメモに従い、プロジェクト関係者の姿が採点者に伝わるよう慎重に書いた。14時50分、800字の最終行まで書いたアを通読した後、設問イにはいった。まず重要な関係者とその理由を書く。ここは400字でおさめるつもりだったが、アと結びつけて説明を詳しく書いておかないと伝わらないと考え、550字程度になった。少しくどいかなと思ったが、もう戻れない。前に進むしか道はない。15時10分、隣の席に座っていた受験者がゆっくりと立ち上がり、去っていった。まともに書いていた気配は無かった。人のことはいい、自分に集中しよう。設問イの中心部分にはいった。上で述べた重要な関係者とのコミュニケーションの内容や方法を書く。ここで気をつけたのはただ1つ、私はプロジェクトマネージャだということ。コミュニケーションなどという曖昧な言葉は、いろいろなネタが書けそうで意外に難しい。たとえば、日々の報告や連絡を密にする、定期的に打合せをもつ、電子メールを効果的に使う、インフォーマルな場での会話の機会を増やすなどという手段が思いつく。しかし、こういうのは別にプロマネでなくてもできるし、一般的すぎてつまらない。そこで私は「作業スケジュールの確認」「問題管理表の共有」を2本柱にして、プロマネらしい行動を示すことに全神経を集中させた。何のためのコミュニケーションなのか? 進捗を守るため、問題点を残さないため。無我夢中で書いた。書いているうち、だんだん筆を運ぶスピードが速くなってきた。危ないぞ。落ち着け、落ち着け。15時50分、設問イをひと通り書き終えた。最低ラインの2400字まであと150字。字数はクリアできそうだ。じつはイをもう少し書こうか迷ったが、設問ウに残り20分かけて最後を締めくくろうと考えた。ウの前半は評価を、後半は改善点を、10分ずつで書ける。気を抜かずに、イとの整合性に注意しながら書いた。いつの間にか、頭と手のしびれは消えていた。ラスト5分。突然、会場全体がぐらぐらと揺れた。地震だ! 一瞬、緊張の糸が切れかけた。天使の声「まだ終わってないよ。最後まで集中して!」 もう悪魔の声は聞こえない。私は最後の力をふりしぼって2800字ラインまで書き切った。16時10分、試験終了。壮絶な戦いだった。

 終了後、コンディションを整えられなかった自分に嫌気がさし、今回もダメかと半分あきらめていた。でも一応、午後1はすべての解答欄を埋め、午後2も規定文字数を超えたので、合格の可能性がまったく無いわけじゃなかった。そういう状況で12月15日を迎えたが、合格とわかっても春のSMのときのような感涙にむせぶことはなく、結果が出てホッとした、安心したというのが正直なところだ。おそらく今回は、たとえ不合格であっても、精一杯やった結果だからと納得していたかもしれない。
 どのように試験対策を進めたのか、という具体的な話も本来はこの体験記で述べるべきなのかもしれない。でも、そこはあえて触れず、10・16の心境を生々しい体験談としてまとめてみた。いくら綿密な計画をたてて十分な対策をしていても、結局は本番で力を発揮できなければ意味がない。苦境に立たされても、絶対にあきらめないという強い信念、合格への執着心が必要になる。そういった意味で、平成17年秋の情報処理試験10・16は、私にとって生涯忘れられない貴重な出来事として記憶に刻まれた。

合格体験記(システム管理)

【前置き】
 せっかくなので、午後2の論文形式で書いてみた。少し堅苦しい感じはするが、なかなかの出来だと自負している。本試験でもこのくらい心地よく書けたらいいのだが・・。


【本文】 合格体験記(システム管理)

1.受験の背景及び概要
1-1.私の業務内容
 情報処理サービス企業に勤務する私は、主に金融業のオンライン及びバッチシステムのソフトウェア開発に長年携わってきた。ただし近年はシステムの大規模化と複雑化に伴い、稼働後の運用が重要になってきたため、資源管理、障害管理、性能管理といった業務を本格的に担当している。
1-2.試験に対する考え
 情報処理技術者試験は、その業務に従事するために取得が義務付けられているわけではない。資格として保有していなくとも仕事には就ける。しかしながら、IT技術の進歩や変化が著しい状況では、日頃から知識を吸収し技術レベルを自発的に向上しようとする姿勢が重要であると私は考える。
 こうした考えに基づき、私自身に最も必要なスキルは何かを考察したところ、システム運用全般における管理業務であるとの結論に達した。試験区分では、テクニカルエンジニア(システム管理)に相当する。
1-3.到達目標・スケジュール概要
 システム管理は今回で3回目の受験である。1回目は試験に対する取り組みが甘く勉強量が不足していたこと、2回目は試験当日の午後1で想定外の失敗をしたことが、不合格の原因である。2回目の成績は、午前が680点、午後1が530点であった。そこで私は過去の経験を踏まえ、今回は午後1対策の重点的な実施により弱点を克服し、併せて論文対策も十分に実施し「合格すること」を最終的な到達目標とした。
 また、試験勉強は3ヵ月前から開始し、前半は午前及び午後1対策、後半は午後1及び午後2対策を中心としたスケジュールを計画した。

2.私が実施した試験対策
2-1.午前対策
 午前の試験については、前回のスコアが680点と足切りラインを超えていることから、今回はこの成績を維持すればいいと考えていた。しかし私はある懸念を抱いていた。それは、今回の試験からセキュリティ分野の見直しにより問題数が50問から55問になる点である。問題数の単なる増加ではなく、問題の傾向が変わる可能性があると予測した私は、情報セキュリティアドミニストレータの午前問題集を1冊購入した。そして通勤時間を利用し、1日20~30問のペースで解いていった。
2-2.午後1対策
 上記1-3で述べたように、午後1の得点力向上が合否のカギを握ると判断した私は、以下の対策を実施することにした。
(1) 過去問題の反復練習
 午後1試験は90分で3問を解答する。つまり1問当たり30分で解く必要がある。前回の試験における失敗は、この時間配分のミスにあった。私は1問目で45分も費やしたため、残りの問題を満足に解答できなかったのである。こうした失敗を避けるため、素早く問題文を読み取る力を養う必要があった。そこで私は、過去問題集を1冊購入し、時間内に読解し解答できるようになるまで2~3回繰り返して練習をした。この方法により、例えば資源管理が弱いとか性能管理は問題なしといった見極めを行い、弱点を集中的に補強していった。
(2) 解答・解説の検証
 反復練習を進めるうち、過去問題に対する解答及び解説に疑問を抱くケースが生じた。自分の作成した解答のほうが適切ではないか、という疑問である。午後1は出題内容により別解もあり得るとはいえ「最適解」を追求する姿勢が大切と考える。そこで私は、問題集の解答及び解説を鵜呑みにせず、十分に検討したうえで自分なりの解答を導き出すことに時間をかけた。その際、制限字数内にキーワードを的確に含めるよう意識した。
2-3.午後2対策
 論文については、まず前回の試験で準備していたものを再検証し、不足している点や修正すべき点を一覧表に整理した。次に検証ポイントとして、(1)題意に適合しているか、(2)システム管理者としての観点か、(3)具体的な論述か、(4)主張の根拠・理由はあるか、等に留意しながら、3種類の論文を各々3~4回書き直した。ここで注意したのはパソコンの利用である。前回の準備論文は電子ファイルとして保存していたが、これをパソコンで修正するだけでは「紙に書く力」が向上しないと判断した私は、極力パソコンの利用は避け、原稿用紙への手書きを実行した。初めは考えながら書くため1本仕上げるのに3時間以上かかったが、徐々に時間を短縮するよう意識して取り組んだ。
2-4.その他(共通的な対策)
(1) 公開模擬試験でのレベルチェック
 以上に述べた対策は独学であるため、合格レベルに到達しているかどうかの客観的な評価ができないという欠点がある。その欠点を補うため、私は専門機関の企画する公開模試に申し込み、試験対策の達成度を確認した。
(2) ブログによる情報整理
 試験勉強の開始にあたり、モチベーション維持・向上を目的としブログを開設した。充実を図るため、過去問題を解いて自ら検討した内容を定期的に掲載した。
(3) スキル標準の再確認
 試験センター発行のスキル標準は、情報処理技術者として要求される水準を定性的に示している。私は原点に戻る意味で、システム運用管理業務プロセスのスキル基準に関する達成指標を箇条書きにまとめ、再確認した。

3.評価及び課題
3-1.試験の結果
 今回の試験成績は、午前が720点(前回より40点アップ)、午後1が720点(前回より190点アップ)、午後2がA評価(前回は評価なし)を獲得し、合格できた。到達目標をクリアでき満足している。
3-2.試験対策の評価
 上記の結果から、私の実施した試験対策は、全体として成果があったと評価している。特に効果が大きかったのは、スコアの伸びが示すとおり午後1対策である。計画当初から午後1を重視したことが奏功したと言える。また、論文については、試験直前まで論理性や文章構成について入念な検証を繰り返したことが自信となり、合格につながったと言える。
3-3.今後の課題
 私の論文がどのように採点されてA評価となったのか、気になるところである。合格はしたが、決して納得のいく論文が書けたとは考えていない。システム障害の再発防止策というテーマに対し、根本原因の究明が甘いとか、防止策の具体性が不足ぎみといった反省点があり、一歩間違えると不合格になっていた可能性もあると思われる。
 したがって今後、他の試験区分を受験する場合には、今回の反省点を考慮し、合格水準に達するための対策を確立していく必要がある。さらに、試験対策を日常の業務と結びつけ、有益な活動を続けていきたい。

以上
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